悪い習慣の良いとこ取りをして改善する方法
- ギル和子
- 2020年6月28日
- 読了時間: 3分

「あぁー、また飲みすぎちゃったよー!」
「ついつい2時間ぐらいYouTube見ちゃうんだよねー」
「どうしても食後にダークチョコ食べちゃうんだ~」 ←あっ、これ私です!
あなたもやめたい習慣ありませんか?
誰にでも、一つはあるはずです。
で、それを変えたい時どうしますか?
やめたい習慣は、新しいより良い習慣に置き換えて、
それを新しい習慣に変えていく事
これ大事ですよね。
でも、丸ごと入れ替えるだけで
本当に大丈夫でしょうか?
何年か前、私のところに
禁煙を希望する独身50代の不動産関係の男性クライエントが訪れ、
話を聞くと、
彼は毎朝、決まったスタバで同じコーヒーを買って、職場への車の中でそれを飲みながらタバコを2本吸うと話しました。
会社では、ミーティングや接客の前後に吸うこともあるが、朝の二本ほど絶対的な物ではないようでした。
当時、一日8本ほどのタバコだったらしいのですが、禁煙に苦戦していたようでした。
何故その毎朝の『2本の儀式』が彼にとって大事なのか?
注意深く、よくよく聞いてみると。。
そのスタバで常連の彼は、
コーヒーを受け取るまでの朝のスタバでの
店員さんとのやり取りが、とても心地よかったのです。
自分はここで、知られている、好みも覚えて貰っている。
ちょっとしたフレンドリーな会話もできる… で 幸せ!
私は、「はは~ん なるほどー!」って思いました。
この毎朝の儀式。
つまり彼の毎朝の行動パターンの中で、本人が得られる物は、
「コーヒー、会話のほっこり感…そして車でのタバコ」
の3つです。
普通であれば、禁煙に向けて、
「タバコを吸いたくなる場所、状況、物」を回避した方がいいので、
スタバでコーヒーを買うという事を先ず止めた方がいい!と考えがちです
ですが、
この『ほっこり感』は何が何でもキープですよね!
ことに独身の彼にとっては…。
そこで、彼と話し合って
1.スタバにはこれまで通り行く。
2.コーヒーの代わりにお茶を選ぶ。
3.車で吸っていたタバコをガムに換える
4.職場ではガム、マウスウォッシュ(ノンアルコールタイプ)と歯磨きで口内環境を変える
を挑戦することにしました。
一日8本程度のタバコでも、やはり0本にするのは
簡単ではなかったようです。
でもその2か月後…
彼は今、「ちょっとお茶に詳しい禁煙成功者」になりました!!
悪習慣から良い習慣に変えようとする時、
ただ丸ごと全部変えて、慣れるようにするのではなくて、
習慣の内容をチョットだけ見直してみると、
本人の負担が軽く、楽しみの部分も維持できる…。
そんな「ゆる〜い習慣の変え方」もいいかもしれませんね。
誰もが楽しみにしている
「些細な幸せ」は大事ですから…。
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